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ほんものっぽい。かんじがしました。
ドキュメンタリーっぽいということではないです。
事実をカメラにおさめて編集したよ的なほんとっぽさではなくて、観てる側が、まちがって意識を、本物にずるうっと滑りこませたみたいにほんとうっぽい。
静かな映画ですが、生暖かいゼリーに圧し潰されるみたいな、軟体動物がすこしずつ締めつけてくるような、プレッシャーに満ちています。
他人の悪夢に寄り添っちゃったかんじがして恐い、です。




この婆さんが恐いんですけど、気持ちがわからないこともないというか、友情って恋愛に似ている。というか、まさに恋愛。
(吉野朔実のまんがにもそんな台詞があったような)

異物がひたひたと生活に入り込んで黒々しい染みを作る、恐さ。
主役がふたりとも好きなので観ていて楽しかったです。




おいおい!ってひいちゃう残酷さ、穢さですけど、綺麗で切なくもあります。
才能が身を滅ぼす?
主人公に与えられたのは、“匂い”を感知する尋常ならざる能力。代わりに、主人公は生まれ落ちたときからそれ以外のものがすべて欠落させられていた。ような気がします。
世界を跪かせることのできる芳香を手に入れてもぜんぜんぜんぜん誰も救われない。欲しかったのは、彼女(たち)の香りではなくて、彼女自身だったのに。
あとに残るのは最悪の二日酔いに似た気分。
はじめから損なわれてしまった悲しさ、でしょうか。




どうせ号泣すると思って観たらまあ泣いた・・・。
しかしこの女の子はほんとおおおおおに可愛いですね!!オールドボーイの女の子。
韓国の女優さんでは一等好きです。(名前を覚えていないにしても・・・)
無邪気を装ってエロい、あどけないとみせかけてエロい。私が男子だったら夢中になっている。




フィンランドに行きたい。
おにぎりが食べたい。




びっっっくりするくらいつまんなかったですね。
期待していただけに不愉快。

未亡人しゃしゃりすぎ。
健全すぎ。
ちっともやらしくなくて、がっかりです。


晩春。父と娘の恋愛映画ですね。
こういうのはすごく、すごく、すごく、好きなので、楽しかったです。
娘を嫁にやる気がほとんどない父親と、父親の縁談に逆上する娘。
周りでやいやいいうひとがいなかったら、鎌倉のお家のなかで、ひっそりと蜜月を暮らしていたかもしれないと思うんですけど。
そうもいかない事情などもあるので、お父さんの“一世一代の嘘”に背中を押されて嫁いでしまうわけですね。
父娘婚前旅行の京都、の、娘の告白、の場面が、緊迫感とエロティックさがたまりませんでした。




梅毒ってこわい!!って思いました・・・
水銀のお風呂ってなんなんでしょう・・・

舞台が登場する映画ってだいたい好きなので、これも楽しかったです。
主人公が、観客から罵声を浴びせられていた女優を見いだすところも。育てるところも。見捨てられるところも。

主人公のジョン・ウィルモットは、才能も才覚もあって生まれも育ちもよくて国王の覚えもめでたくて、おとなしく生活できてたらきっと愉快な人生だったんだろうなと思うんですけど、きっとへたにぜんぶが揃っちゃって、それに甘んじられるような鈍感な神経ではなくって、鋭敏すぎるがゆえに潔癖で、わざと身を持ち崩していったのかなー、と。根性で梅毒にまでなって生きながら腐ってみた!という迫力が。


小津安二郎、って初めて観たのですが・・・・・・・
ひーーっ!素敵!!!ってかんじでした。

“昭和の家族”っていうと、私が観てきたのは久世光彦のドラマがほとんどで、久世さん自身は実体験として昭和を持っているだろうけど、ドラマに仕立て上げられて私が観ていた世界というのはすでに追憶の昭和になっていて、この映画を初めて観てみて現在進行形の昭和っていうのを感じた気がします。

ちょっと婚期の遅れている娘の縁談を中心に、淡々と家族の生活が描かれているだけなんですけど、なんかもう素敵ですねえ。
ちょっとした気遣い、美しい言葉づかい、拗ねる子ども、言い切れなかった気持ち、夜のショートケーキ。
丁寧な生活、ゆっくりした時間の流れ、が、なんかもううっとりでしたよ・・・

最後はちょっとじーんとしてしまいましてねえ。
お嫁に行く、っていうのは並大抵のことではなくて、新しい家を作って行くっていう一大事なんですね。
行く人も、送る人も、受ける人も、そこで生まれ変わるものがあるんですね。



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