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天気はいいし桜も咲いたし、じゃあちょっと東京ビッグサイトにでも・・・

というわけで、ひとりでこつこつと遠いところまで行ってきましたよー。
おしいかみやまをセットで目撃したいというただそれだけのために。

教えてもらってからすごいはりきって前売り券買ったりしてたくせに、こういうとき気持ちだけが前のめりで行動がともなえません。
だって眠たいんですよね休日ってね・・・。
着いたのはトークが始まる5分前の13:55。
駅からブースまで走りましたからね。休日なのに遅刻におののくこのいたたまれなさ。
入り口でかみつかんばかりの勢いでもって「すいませんプロダクションIGのブースはどこですか?!」ってねえ。もっと余裕もってろよばあああかってかんじですよねえ。

ああ・・・

まあでも思ったより場所がコンパクト&思ったより人が殺到していない、おかげでわりにちゃんと観れました★
声が、早々に諦めの境地にたどり着かざるを得ないほど聴き取りにくいのが難でしたが。(反響するし周り中各ブース好き勝手に音出しまくってるし)

でも!押井さんが出てくるなり「きこえる?きこえます?」っていってくれてるのがよかったなああ。そいでけっこうがんばって聴こえさすべく喋ってくれてる様子がいじらしかったなああ。きゃあかわいい〜ってなもんですよ。
立喰師列伝、フィルムには鮮度があるしデジタルが劣化しないなんて嘘だからなるたけ早めに劇場に来てねってなことをいってました。シネクイントは7週間やる予定だけど打ち切りということも世にはあるので油断しちゃだめだってなことも。
個人的には複数回観に行くつもりはあって、とりあえず初日舞台挨拶を狙いたいなーなんて、思っております。

神山さんは帽子かぶってましたー。
帽子かぶるとやはりかわいさが倍増なのでいつでも帽子をかぶることに賛成だ。
しかし神山さんの声が一等聴き取れませんでねえ・・・ほとんどなにしゃべってるか不明でしたねえ・・・。
押井さんより聴き取りにくいってどうなの・・・。




美容師さんから借り物の本やっと一冊読了。
村上は村上でも圧倒的に春樹ラブっ子なあたくしに、なぜか美容師のおねーさんが「まあ、龍も読んでみてくださいよ」って貸してくれたものです。

龍は、ずっと以前に『69』と『コインロッカー・ベイビーズ』を読んだことがあって、どっちもわりに楽しく面白く読んだんですけど、どうしてか龍を敬遠しがちなのは屹立するパブリック・イメージのなせる技でしょうか。
なんとはなしに、龍はーー・・・べつにいいや・・・と引いてしまう。

でもそんなくせにこの本も面白く読みました。
書かれてある事象それぞれにはとくに興味をそそられないのですが、文章が、つぎつぎと頁を繰らせてしまうかんじが、ある。と思う。
一人称なのに非感情というか。主観なのに冷めているというか。
ドライブするときに見る風景のくだりと、大きな黒い鳥に気づくくだりが、おおおおー、って思いました。
あと、手首を切った後の病院でのくだりが・・・気持ち悪くなってしまいましたね・・・。皮膚をひっぱって薄くってさああ、うえええんあたし脈も怖くてはかれないのにいいい。ってなりました・・・。




『散歩の達人』に連載されているプロジェクト松のコーナーがとおおおおおってもお気に入りで、ああ本にならないかな〜と思ってたらやっとなってくれました。嬉しい〜。乞う続編〜。

雑誌掲載時に見開きにぎゅっとおさまっている体裁が好きでしたが、単行本化にあたりだいぶ紙面に余裕を持ってくれていて、そこが最初は見なれないせいか妙な“スカスカ感”を醸し出していて、読んでて落ち着かなかったものですが、読んでるうちに平気になりました。
てゆうか、これぐらいしてくれてたほうがねえ、読みいいですね、やっぱりね。

ああ面白かった。
真似したいなあ。こういうイラストレポがしたい、ということではなく、誰か私とこんなふうに遊んでくれないかなあ、という。
「その長い時間をストレス少なく共有できるか否かはメンツの関心事とどうでもいい話のやりとりにかかってくる」ってねえ、ほんとそうだと思いますねえ。




届いた本を見て「うわっ。でかっ。厚っ」って思ってしまいました・・・。
まあ厚いのはいいとしてサイズがでかいのはなあちょっとなあ困るなあ。だって犬狼伝説の隣に入らないじゃーん、ってすごい個人的な事情なんですけど。

うちは狭くて本棚のスペースが限られている上に場所も三か所にわかれていて棚の高さもまちまちです。
そして私は私の本がきちんと整頓されていないことに我慢がなりません。
近ごろはもうだいぶ諦めているとはいえ、押井さん関係があちこちに分散しているのは気持ちが悪いです。
文庫本からDVDからムックから映画のパンフから書籍から漫画から、サイズがちがいすぎてよう・・・。

中身は、なんかほんとに押井さんの実写映画っぽいなあ、という雰囲気でした。漫画のコマを追ってる感がすくない、気がする。映画観てる感が強い。
えー、プロテクトギアの顔が長いところがあまり好ましくありません。長くないほうがいいと思う・・・。
紅一はかっこよくなくてよかったです。
黒崎ってキャラがやたら二枚目ふうなのが妙に気になりました。だってよりによって黒崎って・・・黒崎って・・・。




ええっっ!
困った!
こんな映画だなんて思わなかった!!

大好きすぎる!!!

というのが感想ですー。
ああよかったーよかったーよかったー。
なんだなんだなんて素敵な恋愛映画なんだー。

私が持っていたこの映画に対する漠とした前情報は、
■なんか女子がボクシングをしている
■なんかクリント・イーストウッドが監督で主演だ
■なんかヒラリー・スワンクがこれでオスカー2回目らしい
■なんかモーガン・フリーマンも出てると思う
というもので、
まあこれはこれでまちがってなかったんですけど、ここら程度の情報ではべつだん食指が動かなかった、というか、まあ興味がなかったというかー・・・もっと早くに観といたらよかったよ・・・と観てから反省しました・・・。

いやー、にしても生まれて初めてクリント・イーストウッドが格好良いということを知りましたよ。
この寂しがりやの照れ屋さんめ★という気分です。

「勝ったら俺がプロポーズするよ」って、冗談めかしていってたところが好きでした。シルクのガウンをプレゼントするところ。
ほんとになあ、プロポーズしちゃえばよかったのになあ。
でもほんとにプロポーズするような映画だったらこんなにときめいてないんですけどね。




押井さんが、自分がはじめて実際に役に立つ本を出した。的なことをゆっていたのがとてもかわいかったです〜。
装丁と挿絵もかわいいです〜。

とまれ、読んでてとても楽しいです。聞き書きなおかげかわかりやすい(笑)、ということも手伝って。
たとえでよくスポーツが取り上げられてまして、でも注があるから私でもだいじょうぶ!
注といえば、ドラクエにだって注がついてます。「ドラクエを知らない人は読者の中にはほとんどいないと思うが、為念」はそれこそ私のためです。ホイミなんてしらないー。

押井さんの本の中でいちばん他人に読ませたい本かもしれません。
押井さんを好きになって!でも押井さんを好きなら読んで!でもなく。
これ読んだらいいよねー、って思わせられる相手が具体的に思い浮かぶ。
「イメージと現実の落差を直視せよ」とかの項なんかとくにですね。(私もたいがい直視してませんけど、落差があるって自覚くらいはしている・・・)




うきうきした気分を裏切られるときって、どうにもこうにもやるせなくて、ざくりと容赦なく刃物を突き立てられたみたいに、なります。

そんな気分を思い出させられて、この映画は観ていてとてつもなく痛々しく切なかったです。
約束を破った(破らざるを得なかった)ほうも可哀相だが、事情を知らない破られたほうのアドルフがたまらなく気の毒です。
たとえそれが自業自得だとしても。

マックスとアドルフは表裏一体に見えました。
なんというか、ある意味において、アドルフは自殺してしまったような、気がします。
しかもそれと知らずに、というところが可哀相すぎる・・・。


久世さんが死んじゃっても世界はまずまず変わりがないようです。

晴れていて、電車も滞りなく動いていて、私は朝から走って走って走って滑り込みで遅刻を免れるぎりぎり通勤です。

無糖無ミルクのコーヒーを飲みつつ、チョコレートを食べるの好きです。
アポロチョコの、ブルーベリーとイチゴの、中にクッキーが入っている、やつが好きです。
冬眠前の栗鼠のように机のひきだしに非常食をためこんでいます。
でもダイエッターなので、ぜんぶを自ら食することは止めて、気前良く人にあげていたりもしたら、小腹が空いたら私の席に立ち寄るといいと学習するやつが出てくる始末です。

私の生活はまずまず変わりがないようです。

夜のTVのニュースでは「昨日まで新しいドラマの準備をしていた」といっていました。

そうか。
じゃあもう新しいドラマは観れないんだな、と思いました。

黒柳徹子のナレーション。
小林亜星の音楽。

引戸の玄関、縁側、ちいさな庭、割烹着、女たちの台所仕事、茶の間、祝日の国旗掲揚、神棚、お正月には晴着、金盥、洗濯板、お櫃、火鉢、頑固親父、三人姉妹、茶の間、ぱりぱりといい音のするお漬物。

いちばん最近に観たドラマは、夏目漱石のやつだったかなあ。本木雅弘が漱石で、宮沢りえが鏡子。
その前が確か山口智子が向田邦子を演ったやつ。恋人が自殺した朝に自室の箪笥を開けてつっぷしてた。
一等楽しみにしてたのは、小林薫と田中裕子が揃ってた、向田邦子新春ドラマスペシャル。

ただただぼんやりと、つぎのドラマはいつかなあ〜って待ってるだけの。ただそれだけの、ことだったんですけど。
それだけ、が、なくなったのがとても悲しいです。



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