
「舞台は僕の殿堂」と、ケビン・スペイシーが語ってるのをいつかどっかの雑誌で目撃した覚えがあって、ああわかるうこの人きっと舞台でも、むしろ舞台の方が、かっこいいんだろうなあ、とやたら納得したものですが所詮観る術もなく過ごしていたところが。製作監督脚本主演のこの映画が、どうにも舞台っぽくて、ちょびっとかいま見ることができた感でたいへん満足です。
ボビー・ダーリンの伝記映画なんですけれども、実際エンドロールにも出てたように、「事実を基に創作」「時間や場面を省略」ということで、特定の人物の一生を再現しているというかんじがあまりないです。
というか、映画にしようという時点で創作&省略は絶対あるわけで、でもよくあるやり方でいうと時系列でちょっとずつちょっとずつポイントをつまんで、なるべくリアルなふうに見せる、という映画が多いかなと思うのですが、これは歌や踊りがふんだんに盛り込まれていて時間の飛び方や場面転換なんかに舞台っぽさがあって、目にも耳にも華やかで緩急があって、“人生を再現した映画”ではなく“映画的な人生を瓶詰めにした映画”かなと思いました。
私が今まで観た中でケビン・スペイシーが二枚目に見える映画順位の、そうだな、3位には入るでしょう。と思います。
ステージに立ってるときとサンドラを口説いてるとこだけでもうだいぶ二枚目ですね!!すごいわ素敵だわかっこいいわ!!ってなりますね。
まあべつにこの人、二枚目じゃなくてもぜんぜんかっこいいんですけど。