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基本、森博嗣は苦手としているのですが、今回はあたしがんばって読みました。
結果、嫌いではないむしろ好きなネタなので続編を読むことも吝かではありません。

ただ、まあ、あれですね、この登場人物たち若くないよね。という。
そこらへんが感想です。

キルドレっていってるけど、精神は退廃しているというか、蝕まれているというか。
生きてる時間が長ければ、やはり疲労は蓄積して隠しようがないのではないか。
それを若いっていうのはどうなのか。
(べつに作中で若い若いいってるわけじゃないんですけど)

そいでこの小説は、恋愛ものなのかな。という疑問もある。
いやべつに恋愛ものに括ってもいいけど、“若い男女の恋愛を正面から”っていう爽やかな風が吹きそうな話でも、ないですよね。
(べつに作中でそうだっていってるわけじゃないんですけど)

で、まとめると、私的には、こういう屈折した関係性みたいのは、好ましいし、興味深いです。むしろ。


『ガラパゴスの箱船』読みました。

カート・ウ゛ォネガットはほんとにものすごい皮肉やさんですけれども、なんだって、最後に、わーー私すげーーいい話を読んでしまった!!切ない!!みたいな、感動的な地点にたどりつかせてくれるのでしょうか。

ずううううっと、意地悪な調子で進んでいっておいて、最後、もうほんっとに最後、ええ!ここ!?ってところで、ぐるんっと、ひっくりかえされるようなかんじです。

ローズウォーターさんのときには流石に及びませんけど(『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』ってのを読んだときは号泣したので)、泣けちゃいましたね。

いやー、なんかもう、そこなんだ!着地点!ですね。
うまいっていうか、酷いっていうか。




長い。
長いな。
もっと短くしてもらえんものだろうか。

そいで、寺島しのぶが“凄い美人”という設定はいかがなものか。
原作はどうか知りませんけど、寺島しのぶを起用するなら、台詞から美人って言葉を抜いて、なんか業の深そうな女がいる、っていう選択肢はなかったのかどうなのか。

というのを、除けば、わりと面白く観ました。
異界!ってかんじですね。路地っぷりもよい。
薄汚いアパートの一室で臓物あたってるのに、生臭さがない。
冥府に下りていった男が迦陵頻迦に連れられて極楽に上っていく、ような。

監督が荒戸源次郎ってねえ。
観たことあるな、こういうの、清順ぽいぜ、って思ったら、まあ荒戸さんならねえ。みたいな。




ジョン・トラボルタが好きだった、ジョン・トラボルタをかっこいいわーと思っていた。
そんなパルプ・フィクション大好きっ子としては、いろいろ喜ばせてもらえる一本でした。
面白かった。かっこよかった。ゲット・ショーティよりこっちの方が好みです。
ユマ・サーマンと踊ってるシーンが観れただけでも嬉しいし。音楽よかったし。
いっつもクールに難局を乗り切る貫禄があるんだけど茶目っ気もあるおじさん、っていうのは、まあ素敵ですよね!



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