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読みやすくてよろしかったです。
19世紀末のニューヨークっていう背景と外連味あふれる道具立てで、くいくい読めました。
小学生の頃、図書館で、ホームズを借りてはくいくい読んでたのを思いだすような。
未来を見通す目。奪りあげられた画家の目。盲目の召し使い。目から血の涙を流す女たち。
目は双眸。融けない双子の雪の結晶。陰と陽。決して姿を見せなかった女性と、描かれた女性。
視ること、知ること。虚実がないまぜになったお伽噺でした。




おいおい!ってひいちゃう残酷さ、穢さですけど、綺麗で切なくもあります。
才能が身を滅ぼす?
主人公に与えられたのは、“匂い”を感知する尋常ならざる能力。代わりに、主人公は生まれ落ちたときからそれ以外のものがすべて欠落させられていた。ような気がします。
世界を跪かせることのできる芳香を手に入れてもぜんぜんぜんぜん誰も救われない。欲しかったのは、彼女(たち)の香りではなくて、彼女自身だったのに。
あとに残るのは最悪の二日酔いに似た気分。
はじめから損なわれてしまった悲しさ、でしょうか。




評判がよろしいような著者だったので、面白いのかと読んでみたけど、すいませんよくわからなかった・・・。
きもちわるくて共感できない・・・。
味はあっさりしてるのに匂いのきつい食べ物、みたいな。


何日か前のWBSで上半期ヒット商品、ってな特集をやっていて(おお、もう半年終わってるし)、シャワークリーンスーツとか糖質0とか、そいで「下半期はなにがヒットするでしょうね?」ってなって、

宮崎駿 VS 押井守 巨匠対決

って、挙げられてたんですけど、なんかなんだかなと思ってしまったりしました。
じつはスカイクロラはちょっと前に試写で観れたんですけど、「ヒット」って単語とは遠い地平にいそうな気配を感じましたよ!私だけかな!




なめらかな絵で怖いことをさらりと描くのでよけい怖い。
絵もそうだけれど、清原なつのの描き方自体が、つねに対象から引いている、それが感情過多にならずにかえって切なく余韻を残す、ことが多い。と考えているのですが、これは、切ない、とかではなくて、グロテスク。しかもリアル。




この人ほんとうに面白いですね・・・
言い回しが愉快で電車で読んでて、けっけっけって笑っちゃうんですけど・・・困る・・・

解説ができすぎている以外は絶賛します。



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